リレンザの使用法と薬価

リレンザは吸入するタイプの抗インフルエンザ薬です。吸い込まれた粉末が気管に直接作用して、ウイルスの増殖を抑えます。使用してから約1分で効果を発揮するとされています。その即効性を活かすためにも、手に入れたら即座に使用するのが効率的な使い方です。インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いので、1分1秒の遅れが重症化に繋がりかねません。
リレンザは通常、4つの膨らみがついた円盤状のシートで販売されています。それぞれの膨らみをブリスターと呼び、2つのブリスターが1回分の使用量です。使用するときは、ディスクを専用の器具に入れて吸入します。
リレンザの薬価は2015年6月現在、1ブリスターで173.5円です。つまり1回分で357円になります。タミフルの薬価は1回分が317.9円なので、あまり変わりません。リレンザを治療に使う場合には、1日2回で5日間使用します。また予防に使う場合には、1日1回で10日間使用します。ただし予防薬としては保険が適用されないので、薬価は高くなってしまいます。
血液中に含まれるタンパク質の一種にCRPというものがあります。通常時にはゼロに近い値を示しますが、体に炎症が起こると急増し、回復期に入ると急減します。CRPは一般に細菌感染症で大きく上昇しますが、インフルエンザのようなウイルス感染症では、あまり上昇しないと言われています。ただしインフルエンザでも、肺炎のような重い症状を併発していれば高い値になります。リレンザが十分に効果を発揮するような風邪であれば、CRPは上昇しても大きな値ではないと考えられます。もし検査でCRPの急上昇が見られたときは、医師の判断に応じて別の治療方法も必要になるでしょう。