エボラやインフルの飛沫感染にはリレンザが有効

2014年の晩秋からアフリカをはじめ世界でエボラ出血熱の感染が見られました。高熱を発し、ついには死に至る恐ろしい病気として世界中を震撼させました。エボラ出血熱も飛沫感染するといわれ、どのように対処したり予防すべきかと世界中は困惑しました。飛沫感染で世界的な大流行が懸念されましたが、インフルエンザの治療薬であるタミフルやリレンザがエボラ出血熱にも有効であることがわかり、感染は終息に向かいました。エボラ出血熱で大活躍したリレンザはインフルエンザの感染抑止や治療に絶大な効果を発揮します。
リレンザは粉末の薬を専用の機器にセットし、それを一気に吸い込む治療薬です。肺にくまなく薬剤が充満するので、肺でのウイルスの増殖抑止に非常に効果を発揮します。今までは世界で最もタミフルがインフルエンザの治療薬として用いられました。しかし十代の青少年に処方すると幻覚を見たり、奇行をおこすなど問題行動の副作用が確認されて以降、リレンザを治療薬として用いる医師が多くなりました。リレンザを吸入すると即日高熱が下がったり、嘔吐や下痢の症状が緩和する人もいます。
インフルエンザウイルスが完全に死滅し、体外に排出されるまでには一週間程度の期間を要するといわれています。そのためリレンザの吸入は一週間決められた量を吸入しなければいけません。たとえ症状が緩和しても、感染者の飛沫にはウイルスが沢山存在し、他人に感染させてしまう可能性が非常に高いと言えます。そのため治療は人とは隔離された部屋で、必ずマスクを着用して療養に努めなければいけません。また水分をとって脱水症状を回避し、部屋の加湿を心がけ湿度は常に50パーセントにしておくことが大事です。